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Vol.19 今から出来る熱中症対策

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コロナも落ち着かない今日この頃、世の中は歩みを止めているが、四季は歩みを止めない。
5月にも関わらず30℃近くなる事もしばしば…
みなさんもうすでに夏バテ気味になっているのではないだろうか?

もうご存知かと思うが、新型コロナ対策には免疫機能を衰えさせない事が何よりも重要である。
今後課題になってくるのは“暑さからくる免疫低下“だろう。
中でも熱中症は免疫低下に大きく関わるものである。
そこで今回は、今から出来る熱中症対策を紹介しよう。

 

1.熱中症とは
2.予防方法
3.熱中症になった場合の対処方

 

 

1.熱中症とは


熱中症とは"熱によって起こる身体への様々な不調"のことをいう。
更に不調の種類により重症度が分けられる。
重症度は下の画像を参照。

 

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中でもこの時期になりやすいのが1〜2度の熱中症
嘔吐まではいかないまでも、頭痛、立ちくらみ、倦怠感などはよく当てはまる項目だと思われる。
ここには書いてないが、寒気なども熱中症の症状にあるので覚えておくといいだろう。

 


2.予防方法


ざっくりと予防方法を書いてみよう。

 

1.栄養をしっかり摂る
2.水分補給をこまめにする
3.暑さに慣れる

 

まずは1から見ていこう。

 

1.栄養をしっかり摂る


まず何よりも大事なのは基礎体力を落とさない事だ。
基礎体力が落ちてしまえば身体を健康に保つ機能(脳やその他の臓器)へ影響が出る。
熱中症はそれらの機能が破綻してしまう事で起こる(特に脳へのダメージが大きい)ので、まずは何よりも食事をしっかり摂る事が欠かせない。
糖分が足りなければ、脳、筋肉へのエネルギーが少なくなり、正常な判断が出来なくなったり、足がつるなどの症状が多く出るし、ビタミンが足りなければ神経伝達への異常が起き、これまた筋肉がつったり、けいれん、神経障害などが起きたりする。

栄養をしっかり摂っていれば最低限、熱中症になることは防げるだろう。

 

 

2.水分補給をこまめにする


これは既に知っている人も多いと思うが超大事だ。
人は汗をかいて気化熱により体温調整をする。
その体温調整により使われた汗は体内から出た水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)を含んでいる。
体外に出ていったものは補給しなければ体内に取り込めない。
だからスポーツドリンクや水をこまめに飲むことが大事になるのだ。

そしてこれは知らない人も多いと思うが、水分は吸収されるまでに20分ほど時間がかかる。
つまり運動で汗をかいてから水を飲むのでは水分補給が間に合っていないのだ。
正しい水分補給は"運動をする20分前に水を飲む“だ。

 

 

3.暑さに慣れる


これは身体の機能を暑さに慣れさせることが目的となる。
決して精神論ではないので、昭和のスポ根漫画のような想像をした人はいますぐ反省すべし。

暑さに慣れること=暑熱順化、といい新陳代謝、発汗機能を向上させることが出来る。
体温が低い状態でも汗をかきやすくなり、簡単に体温が上がりすぎないように調節してくれるのだ。

普段空調を高い頻度で使用している人は、少し我慢して暑さに慣れることが必要となるだろう。
更に空調を使用する時は、【室外気温−10度以内】の気温になるように設定するのが望ましい。
イメージとしては32度以上になったら徐々に空調を使い始めるのがいいだろう。

あと、普段車移動の人も空調を切って窓を開けて運転する事をおすすめする。
シンプルに気持ちいいだろう。

 


3.熱中症になった場合の対処方


最後に対処方だ。
まず、水を飲むことが出来るのであればとにかく水分補給をすること。
水分を補給出来るうちはまだ身体の機能が破綻していないので水分、電解質(ナトリウムやカリウムなど)、ブドウ糖などを補給し、日陰で氷などを当てて横にさせるといい。

ちなみに薬局などてOS-1という経口補水液が売られているが、暑い日にはこれを1本持っているといいだろう。

 

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これは人の体水分に限りなく近い液体なので、吸収スピードが格段に早い。
そして吸収されたらすぐに体内で使われる事ができるので軽い熱中症であれば、それが無かったかのように治ってしまう。

それでも症状が治らない、悪化する場合は即救急車を呼んでいいだろう。

 


まとめ


熱中症には重症度がある
・予防方法
 1.栄養を摂る(食事の量を減らさない)
 2.水分をこまめに摂る (運動する20分前に水分補給)
 3.暑さに慣れる空調はなるべく控える
熱中症になった場合は水、電解質ブドウ糖を摂り日陰で横になる
OS-1でも良くならなければ救急車を呼ぶ


これらを意識して今年の夏を乗り切ろうではないか。

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