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Vol.4 見えざるヒント 【part 1】

 

皆は自分の背中を見た事があるだろうか?

大抵の人はあまりないのではないだろうか。

レーニングをしている人は背中の筋肉の発達具合をチェックする為に写真などとったりするかもしれない。

だが、身体が商売道具のスポーツ選手ですら身体をチェックするために背中を見る事は中々ない。

そして今日はそんな背中の話。

 

 

 

まずはこちらを見て欲しい。

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サッカー、ヨーロッパプロリーグで活躍していた選手の背中だ。

この選手は以前梨状筋症候群と診断され今まで梨状筋に着目して治療をしてきたが、あまり改善が見られず私の元にやってきた。

足の痺れや痛みの部位など、梨状筋症候群にほぼ一致する。

ちなみに梨状筋症候群とはお尻の少し奥まった部分にある筋肉、「梨状筋」が「坐骨神経」という脚の後ろ側全体へ広がっていく神経を圧迫し起こる症状の総称のことを言う。

運動機能などは自己調べするべし。

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画像出典:Atlas、トリガーポイントマニュアルより引用

 

症状は様々であるが、主に痺れ、臀部またはモモ裏の痛みや張り、酷い場合ふくらはぎ、足の裏にまで痺れや痛みが出る。

 

何故梨状筋症候群が起こるのか。

大抵の場合梨状筋が硬くなったり、炎症や張りが出て坐骨神経を圧迫する。

では何故硬くなったり張りが出るのか。

諸説あり色んなパターンが存在するが、よく言われるのが運動不足。

要は使っていない筋肉は硬くなると言うことだ。

しかしこの選手の場合今でもサッカーも筋トレもしている。

ならば何が原因なのか。

 

ここでさっきの背中の話に戻る。

先程の背中をよく見てみよう。

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赤く囲んだ丸の部分。

横に線が入っているのが分かるだろうか。

これが何を意味するのか。

長くなりそうなので今回はここまでにしよう。

次回この真相を暴いていく。

 

鈴木 翔